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金銅蓮華文華鬘 室町時代

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¥ 120,000 税込

商品コード: nb003

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室町時代の金銅蓮華文華鬘の名品です。

うちわ型の鍍金された銅板に蓮華文様を透かし彫りにして、蓮葉の葉脈や蓮の実も精緻な鏨(たがね)彫りで見事に表現されています。

水面に当たる部分には軟調に表現した青海波(せいがいは)をあしらってあります。

蓮華は泥の中(煩悩の世界、俗世)から綺麗な花(悟り)を咲かせる姿から「清らかな心」「神聖」の意味を持っています。

仏教では、浄土の象徴として扱われています。

またお品の中央には房飾りの付いた飾り紐が、周囲の蓮群より高く表現されて立体感を出しています。

上部の懸魚(げぎょ)のような部分には半菊の文様が施されています。

覆輪(ふくりん)と呼ばれる華鬘の外枠は、内側の透かし彫り部分とは別にできています。

覆輪はCの字型をしており、中が空洞になっています。

これを巻き付ける際、表面に余計な凹凸ができず、綺麗な光沢が出ているのがよい品といえます。

飾り紐の真中の空間に【 木立村 鎌足山 正覺院 什物 】の刻印がございます。

正覺院は埼東八十八ヶ所霊場の十六番札所で、現在の埼玉県幸手(さって)市、木立(きだち)にあった寺ですが、明治の廃仏毀釈によって廃寺となり現存しません。

このお品は十分美術品しての芸術性がございますので、普通のお部屋の装飾にされても、凛とした雰囲気を漂わせることでしょう。
 
作品サイズ・横33㎝ 縦30㎝ 重さ0.9㎏ 

★華鬘(けまん)とは、仏殿の内陣や欄間などを荘厳(しょうごん)する仏具です。

サンスクリット語のkusmamālāを訳した名前で、その由来はインドにあります。

初め,インドでは首に掛けて身体を飾る生花の花環をさしましたが,中国,日本では転じて仏具となりました。

華鬘があることで、常に仏前にお花を飾ることができます。

華鬘を飾る際は、仏様の顔正面に吊り下げます。その理由は仏様を拝む際、真正面に座ると、華鬘が邪魔をして目を合わせることができません。

そこで、自然とこちらが仰ぎ見る姿勢になります。仏様は半眼の伏し目がちなので、華鬘の下から見上げると丁度向き合うことができます。

仏様を敬う気持ちが表れた飾り方となっている訳です。


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