金銅弥勒菩薩半跏思惟像 統一新羅
¥ 620,000 税込
商品コード: kg039
半跏思惟の姿をとる弥勒菩薩像です。
像高は小金銅仏と呼ばれる約20㎝であり、個人的な「念持仏」として造られたものでしょう。
釈迦入滅後、56憶7千万年後にこの世に顕現して、如何に衆生を救済するかを思索されているお姿という説と、
悟りをひらく前の、王子の時の釈尊の悩めるお姿という説もございます。
お顔は目と口元に、にこやかな笑みを浮かべ、慈悲の心を感じさせます。
頭上には三山冠風の宝冠を戴いています。
宝冠の裏側は地髪部のみで、髻(もとどり)は単髻(たんけい)になっています。
天冠台の左右には菊花の装飾があり、その後ろに結び目が跳ね上がっています。
左右の天冠帯は両耳と同化する形で左右の肩に垂下しています。
弥勒菩薩の手指、足指は精緻に造られています。
左上腕部に臂釧(ひせん)が見えます。
手首には腕釧をお付けになっています。
榻座(とうざ)に腰掛けられていますが裳裾で隠れほとんど見えません。
右足は結跏し、石帯の端が優雅に掛かっており、そこに左手を置かれています。
左足は蓮華座に置かれています。
台座の正面・側面にかかる裳は、自然味のある衣文表現になっています。
鍍金は所々に残り鈍く光っています。
小さいながら細部まで良く出来た仏像です。
名品の香りが致します。
作品サイズ・高さ20㎝ 最大幅11.7㎝ 重量1.1㎏ 銅造鍍金 箱あり