金銅半跏思惟像 百済
¥ 380,000 税込
商品コード: kg043
韓半島三国時代(百済)の金銅仏の名品です。
半跏思惟の姿をとる弥勒菩薩像です。
56憶7000万年後にこの世に顕現して如何に衆生を救うかを思惟されているお 姿です。
きりっとした目鼻立で所謂、古式微笑(アルカイックスマイル)を浮かべられた優しいお顔をされています。
お顔は少し面長ですが、頬はふっくらとしています。
頭上には宝冠を戴いています。
天冠台に装飾はなくシンプルです。
お顔はほぼ正面に向けられているので、そこに届く手は腕が長く、合わせて胴も長く、そのうえ細く造られています。
特に右臂の屈曲部は鋭角で極端です。
弥勒菩薩の手指、足指は精緻に造られています。
榻座(とうざ)に腰掛けられています。
右足は結跏し、裳裾の端が優雅に掛かっており、そこに左手を置かれています。
台座の正面・側面にかかる裳のひだの表現は、垂直に流れる線を主体としています。
像頂から反花(かえりばな)座まで一鋳です。
像全面には鍍金がよく残っています。
以上のように、この弥勒像は朝鮮三國時代の彫刻様式が顕著に認められる作品です。
理知的且つ慈悲心に満ちた優しいお顔は、見る者に安らぎを与えてくれます。
名品の香りが致します。
このお品は、某芸術大学の教授の収集品でありましたが、ご親族のご依頼により、出品させて頂いております。
作品サイズ・高さ13.5㎝ 台座最大幅7.2㎝ 重量251g 銅造鍍金 箱あり