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鎌倉 銅造如意輪観音坐像

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¥ 930,000 税込

商品コード: nb060

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如意輪観音は、観音菩薩の変化身(へんげしん)の一つであり、六観音の一尊に数えられます。

如意輪観音は、如意と法輪の力によって、六道衆生の苦しみを除き利益を与えるとされる佛です。

如意とは如意宝珠、輪は輪宝のことで、合わせて衆生に財宝を与え、煩悩を破る仏として 厚く信仰されてきました。

今回の出品の【鎌倉銅造如意輪観音坐像】は、わが国では平安時代に入って一般化する、六臂の如意輪観音像です。

円みのある顔を右に傾け、右第一手の指の甲を頬に当て、 右膝を立てる姿は優美で端正です。

右膝を立て両足裏を合わせて座る座勢は、輪王座(りんのうざ)と称されます。

六臂(6本の手)のうち、右第1手の掌を少し開いて、頬に当てて考えるポーズを取る「思惟」の相を示し、
右第3手は外方に垂らして数珠をお持ちです。

一方、左第1手は体側に下げて掌を大地(台座)に置かれています。

尚、本来像容は右第2手は胸前で如意宝珠、左第2手は未開敷(みかいふ)蓮華、左第3手は指先で法輪の持物がありますが、この像は持物が欠失したのか、省略されているのか、今となっては分明致しません。

観音菩薩の面貌は丸く、表情は優しく明快で、見る者に深い慈悲心を感じさせます。

高く結った宝髻(ほうけい)の頂上は、僅かに後ろになびいています。

抑制の効いた引き締まった体軀で、一種の爽やかさを持つ均整のとれた像容です。

条帛(じょうはく)と裙(くん)をゆるやかにまとい、天衣(てんね)が肩を覆って垂下しています。

特に右脚の豊かさと、それを覆う裙の流れに美しさがございます。

衣褶にも自然な柔軟さがあり、明らかに鎌倉期の特徴を表しています。

背部に光背用の枘(ほぞ)が残ります。

お品の状態は緑青や赤錆等ございますが、全体としては良いほうではないでしようか。

名品の香りが致します。

一期一会の大変希少なお品ですので、この機会をお見逃しなく。

このお品は、某芸術大学教授の収集品でありましたが、ご親族のご依頼により、出品させて頂いております。

作品サイズ・高さ26㎝ 幅20㎝ 奥行15.7㎝ 銅製 箱あり


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