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白鳳 金銅菩薩立像

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¥ 850,000 税込

商品コード: nb062

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【白鳳 金銅菩薩立像】の名品です。

すらりとした長身痩躯で、肩幅は狭く撫で肩です。

長身痩躯のすらりとしたお姿の観音菩薩です。

横から像容を見ると上半身よりも下半身が若干前に出ていることが分かります。 

つまり微妙なS字形のカーブで表現されていることになります。

丸みのある童貌ですが、やや成長した少年の如き表情になっています。

眉と鼻の表現はくっきりとしており、口はわずかに開いて微笑む優しいお顔です。

やや伏せ目がちの優しい眼差しは、深い慈悲の心を感じさせます。

聡明で慈愛に満ちた表情は、初々しい清純な少年の顔と云えましょう。

この期のものは童貌から、やや成長した少年の如き表情に変わりつつあるようです。

髻(もとどり)は単髻(たんけい)です。

三面宝冠(頭飾)は厚みがありシンプルな造りになっています。

天冠帯(てんかんたい)は両肩から両肘の屈曲部迄伸びています。

瓔珞(ようらく)は胸前で二段になり左右に振り分け、緒は天衣の前に下がっています。

瓔珞の連珠は歯列状の刻線によっており、魚々子鏨(ななこたがね)や特殊鏨の使用は見られません。

天衣は前に回って中央膝前でXの字に交叉してたわみ、一方は左手首に回って垂下しています。

同じくもう一方は、施無畏印の右手首を回って垂下しています。

天衣先は、蓮華座の反花(かえりばな)に着いています。

反花は子葉のある複弁になっています。

手指の表現は丸味を帯びていますが繊細です。

足元はわずかに足指が見える程度に表現されています。

菩薩は、蓮肉部にお立ちになっています。

その下の蓮華座は反花(かえりばな)になっています。

最下部には円形の框座(かまちざ)がございます。

この仏像は全体的に見て、初唐や統一新羅の様式が、日本的に純化されてきたような作風です。

また、明るい表情の丸顔に白鳳彫刻の特色がありますが、均整のとれたプロポーションや肉身の微妙な表現に、天平彫刻への接近が窺われる作品です。

像全体に所々、鍍金が残り、台座底面は線香や灯明の煤に汚されず、鍍金がよく残っています。

蓮華座底面まで鋳造されており、当時高価であった銅を惜しみなく使った痕跡がございます。

この古式微笑(アルカイックスマイル)を湛えたお姿に対面するだけで、拝む者の気持ちが安ぎ、心身ともに浄化されてゆくような不思議な力をお持ちの佛様です。

名品の香りが致します。

作品サイズ・総高27.3㎝ 蓮華座直径9㎝ 重量約2kg  銅造鍍金 箱あり

このお品は、某芸術大学教授の収集品でありましたが、ご親族のご依頼により、出品させて頂いております。


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