金銅菩薩立像 統一新羅時代
¥ 380,000 税込
商品コード: kg047
【金銅菩薩立像 統一新羅時代】の名品です。
像容はすらりとして均整がとれておりで、手足が伸びやかに配されています。
少しだけ腰を捻じ、幾分腹部を前に出し、やわらかな衣を身にまとい、脚部が浮き出た着衣の表現は優美です。
時代の進歩を感じさせる仏像です。
お顔は孤を描く眉と切れ長の目が刻まれています。
端正で、慈悲に満ちた優しい表情をされています。
慈悲の優しさと理知的な雰囲気を併せ持ったお顔をされています。
宝髷(ほうけい)は単髻(たんけい)です。
首には二筋の三道(さんどう)が表わされています。
右腕を肩あたりまで上げ、水瓶の底部を握っています。
降ろした右手指はしぜんな形で優美です。
天衣(てんね)は、両肩から左右に分かれ垂下し腰部で上昇し、両腕に掛かり蓮肉部に触れたあと蓮華座の反花(かえりばな)まで垂下しています。
天衣が優美に曲線を描いて身体に纏わりつき、胴と腕との間にできる空間に立体的な存在感を与えています。
蓮華座は請花(うけばな)と複弁の反花からなり、最下部には透き間(すきま)を設けた八角形の框座(かまちざ)がございます。
像背には頭光を取り付けるための枘(ほぞ)が出ています。
その下部には楕円形と長円形のハバキの孔が開いています。
これは鋳造の際に中型と外型が動かないようにする為の、型持ちを設けた孔です。
ハバキの開口部を嵌金(はめがね)で塞ぐのを省略したものです。
像全面には鈍く光りを放つ鍍金も多く残っています。
名品の香りが致します。この機会をお見逃しなく。
作品サイズ・高さ22㎝ 台座径7.5㎝ 銅造鍍金 箱あり
このお品は、某芸術大学教授の収集品でありましたが、ご親族のご依頼により、出品させて頂いております。