金銅弥勒菩薩半跏像 朝鮮三国時代
¥ 320,000 税込
商品コード: kg048
半跏思惟の姿をとる弥勒菩薩像です。
像高は小金銅仏と呼ばれる約22㎝であり、個人的な「念持仏」として造られたものでしょう。
釈迦入滅後、56憶7千万年後にこの世に顕現して、如何に衆生を救済するかを思索されているお姿という説と、悟りをひらく前の、王子の時の釈尊の悩めるお姿という説もございます。
お顔は目と口元に、にこやかな笑みを浮かべ、慈悲の心を感じさせます。
頭上には三山冠風の宝冠(天冠台)を戴いています。
天冠台の左右には円形の装飾があり、その後ろに結び目が跳ね上がっています。
左右の天冠帯は両耳と同化する形で左右の肩に垂下しています。
弥勒菩薩の手指、足指は精緻に造られています。
左右上腕部に臂釧(ひせん)が見えます。
手首には腕釧をお付けになっています。
榻座(とうざ)に腰掛けられていますが裳裾で隠れほとんど見えません。
右足は結跏し、石帯の端が優雅に掛かっており、そこに左手を置かれています。
左足は蓮華座に置かれています。
台座の正面・側面にかかる裳は、自然味のある衣文表現になっています。 鍍金は所々に残り鈍く光っています。
小さいながら細部まで良く出来た仏像です。
名品の香りが致します。
作品サイズ・高さ22㎝ 最大幅11㎝ 重量0.8㎏ 銅造鍍金 箱あり
このお品は、某芸術大学教授の収集品でありましたが、ご親族のご依頼により、出品させて頂いております。