鯉の姿彫り 自在鉤横木
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¥ 85,000 税込
商品コード: nw052
鯉をかたどった自在鉤の横木の逸品です。
自在鉤とは囲炉裏の上に吊るし、火の上の、鍋や鉄瓶などを思う高さに調整出来るようにした鉤(かぎ)のことを云います。
自在鉤の固定具を横木とよびます。
横木には火伏せの意味から、水に関係のある魚や吉祥の形のものが意匠としてよく使われていたようです。
今回のお品は鯉を丸彫りした名品です。
横木は常に手で持つものですので、強度を考えて、鰭(ひれ)は厚みを持たせています。
口の髭などは折れないように、うまくまとめています。
口の中には玉があり、動くようになっています。
鱗は精緻に彫られています。
魚体を前後に波打たせ躍動感を見事に表現しています。
単調な写実に陥ることなく、鯉の姿を大胆にデフォルメした意匠を考え、実用性をも考慮した、この作品の彫り師は並の腕ではないと思います。
鉄金具も頑丈で意匠も凝った造りになっています。
欅(けやき)の木目がこの作品に立体感を与えています。
古いものですが、余り使用された痕跡はありません。
欠けやひびもなく状態は良好です。
これだけの横木は中々出ませんので、今となってはとても貴重なお品ではないでしょうか。
作品サイズ・全長42㎝ 幅10㎝ 高さ13㎝ 材質・欅
★注★ 1枚目の写真の花台は撮影用で、この商品には付属しておりません。
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