高麗 金銅釈迦如来坐像
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¥ 380,000 税込
商品コード: kg052
高麗金銅釈迦如来坐像の名品です。
如来の顔貌は丸顔で、口元には柔和な笑みが浮かびます。
如来の頭部は精細に表された螺髪のある肉髻(にっけい)部、と地髪(ぢはつ)部があります。
耳は幾分大き目に表現されています。
光背は火焔光背ですが、頭光部と身光部の二重円相部が線刻されています。
裳懸(もかけ)座に座す様式で、盛唐の影響を感じさせる典型的な懸裳(かけも)の形体です。
また裳懸座と云っても方形の厚板を積み重ねたような台状のものではなく、蓮の花の茎が長く立ち上がったような形体になっています。
わが国の仏像にはこのスタイルの懸裳は殆ど伝わっていないと云っていいでしょう。
右手は施無畏印、左手は膝にのせた与願印です。
右脚は半跏して、左足は踏み蓮華座に載せられています。
U字を幾重にも重ねた衣文の彫りは流麗で精緻です。
着衣の衲衣(のうえ)は通肩です。
如来の胸はふっくらとして肩は丸みを帯び、体軀全体から優しい雰囲気を感じます。
蓮台(蓮華座)は反花(かえりばな)になっています。
反花の下部は円形の框(かまち)座になっています。
框座の下は四脚座になった造りです。
所々に山吹色の鍍金がよく残っています。
作品サイズ・高さ25㎝ 四脚座径6.3×6.3㎝ 重量528g 銅造鍍金 箱あり
高麗 金銅釈迦如来坐像 小金銅仏 銅造鍍金仏 仏像 古美術 波兎 骨董