木彫置物 手長足長
¥ 130,000 税込
商品コード: nw060
木彫・手長足長の名品です。
手長足長とは中国の山海経(せんがいきょう)という書物に出てくる長臂国と長股国に記載されている妖怪です。
それが日本に渡り「和漢三才図会」に紹介され、それからから百年後に葛飾北斎(北斎漫画 三編と十弐編)によって描かれます。
その後、河鍋暁斎によっても描かれています。
手長足長は、秋田県、山形県、福島県、長野県、福井県などに伝わる伝説・昔話にも登場しています。
今回のお品はその足長が手長をおんぶした姿です。
二人とも裸形・素足で腰布を巻き、腰部で結わえいます。
結び目や衣文の表現が見事です。
手長足長共に威厳を感じさせる面構えをしています。
濃い鼻髭と顎髭がそれを際立出させています。
手長の頭髪は獅子の鬣(たてがみ)のように逆立っています。
右手に持つ籠には霊芝(れいし)が見えます。
筋肉質な二人の体軀の表現も見事です。
手長足長の木彫作品は山車・祭り屋台・宮彫り(社寺装飾彫刻)によく見られます。
置物としての手長足長はそれぞれ単体で造られるのが普通ですが、今回のお品は二人を見事に融合させた構図になっています。
大胆で迫力があり且つ精緻に彫刻された名品です。
欠けもなく状態は良好です。
滅多に出ない大型のお品ですのでこの機会をお見逃しなく。
作品サイズ・高さ49㎝ 幅20㎝ 奥行15㎝ 重量2kg 木製 箱あり