金銅観音菩薩立像 白鳳時代
¥ 1,200,000 税込
商品コード: nb107
【金銅観音菩薩立像 白鳳時代】の名品です。
頭部に載る三面頭飾の正面には、光背のある坐化仏(ざけぶつ)が付けられているので、この像が観音菩薩であることを示しています。
天冠台には鏨(たがね)に依る線刻が廻らされています。
髻(もとどり)は単髻(たんけい)です。
両肩には垂髪が掛かり、その上に天冠帯が載って屈臂した肘まで掛かります。
観音菩薩のお顔は、はっきりとした目鼻立ちで一重瞼です。
聡明で慈愛に満ちた表情は、初々しい清純な少年の顔と云えましょう。
この期のものは童貌から、やや成長した少年の如き表情に変わりつつあるようです。
両腕は屈臂して左手に水瓶を持ち、右手首は上げて与願の印相です。
体躯の比例は実人のものに近く、胸の盛り上がりから腹部にかけての肉付は自然さが増しています。
天衣(てんね)は、腹前と膝前で二重にUの字を描き、両腕から蓮台に垂下しています。
天衣の曲線は優美さを持ち、瓔珞(ようらく)には鏨(たがね)に依る施文があり、繊細な表現を見せています。
裳の折り返しや裾先部が意匠的な形をみせており、衣文の構成も装飾性を増しています。
蓮台部分は請花(うけばな)と反花(かえりばな)からなり、その下には八角形の蛤(はまぐり)座があります。
最下段には同じく八角形で透き間のある框(かまち)座が設けられています。
像容は重厚且つ端麗で均整のとれたプロポーションや肉身の微妙な表現に、天平彫刻への接近が窺われる作品です。
鍍金もよく残っており、状態は良好です。
名品の香りが致します。
作品サイズ・総高42.3㎝ 框座最大幅21㎝ 重量6.1kg 銅造鍍金 箱あり





















